(闇うさぎ)~第4章~第5話:こんなの、朝飯前だから!!!

短編つぶやき小説

(闇うさぎ)

~第4章~

第5話:こんなの、朝飯前だから!!!


 

!! !! !!

 

 

ガシュ~ンッ

ガシュ~ンッッ

 

地面が揺れ、

 

カラダが、すごい勢いで落下した。

 

!!!!!!!

 

!!!!!!!

 

 

ゴギュツ ゴギュツ

ギュロロロッ

 

 

うわっ

 

やべえ… やべえ… やべぇ…

 

 

!!!!!!!

 

!!!!!!!

 

どこかに つかまろうと

手をふりまわしたが

 

むなしく、空をきるばかり。

 

ドッパァン

ガシュッ ガシュ~ンッッ

 

クソッ!

なんとかしねえと…!

 

!! !! !!

 

オレはギターケースをはずして、ふりまわした

 

 

たのむ…!

どこかひっかかってくれっ

 

!!

 

!!

 

?!!

 

 

その時、

ギターケースが、何かにぶつかって

 

オレのカラダが、ふわりと浮いた。

 

 

やった…!

ひっかかったか??

 

 

『ウォン!』

 

近くで、いぬの声がした。

 

 

声の方を見ると、

 

目らしきものが、光っていた。

 

??!

おめえ、いぬか?!

 

 

!!!

『ウォン! ウォン!』

 

いぬは、そう言うと

 

急に、オレに抱きつき

 

 

!!!

オレを持ち上げた。

 

イデデデデッ

 

!!!

そこ、痛えから!

 

グリュッ ギュロロロ

グリュグリュリュッ

 

いぬは、オレを無視して

 

!!

 

!!

 

!!

 

オレを抱え続けた。

 

ドッパァン ドッパァン

ドッパァン ドッパァン

 

上に見えた小さな光が、

 

だんだんと大きくなって

 

!!!!!!!

視界が広がって行った

 

 

??

その時…

すぐ近くに、

 

 

うさぎくんの顔が見えた。

 

??!

う、うさぎくん?

 

うさぎくんもいたのか?!!

 

 

うさぎくんは、目をつぶって

いぬの野郎に、おんぶされていた。

 

 

オレは、

いても立ってもいられなくなった。

 

!!!

いぬ なんぞに!

 

このオレが…

抱えられているなんて!!!

 

それも…

 

!!!

うさぎくんと一緒にぃぃぃぃっ

 

情けないっ

情けないっっ

こんなの、情けなさすぎるだろ!!

 

オレは…男うさぎだぜ?!!

 

!!  !!

オレは、いぬの腕をはたいた。

 

 

おい、いぬ!!!

おまえ、

なに勝手な事、してくれてんのよ?

 

!!

 

じじいのカラダなんてなあ…

オレ1匹でだって、すぐに脱出できるし!

こんなの、朝飯前だから!!!

 

ハハハハハッ

 

オレは、大きな声で笑ってやった。

 

 

 


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