(闇うさぎ)~第4章~第1話:ボクはおじいさんの声で目が覚めた。

短編つぶやき小説

(闇うさぎ)
~第4章~

1話:ボクはおじいさんの声で目が覚めた。


 

『ちゃんと…

水やり…

してくだたい…』

 

下の方から、声だけが聞こえた。

 

!!!

はっ?!水やり??

水なんて、どこにあんのよ?!

 

オレは部屋を見まわした。

 

!!
霧で全然見えねえしっ

 

『目…    覚めたら…

お水…    くだ…      たい…』

 

?!!

目ぇ覚めたらって…どういうことよっ?!

 

!!!

オメエ、眠いのか?!

 

!! !!

オレは地面を叩いた。

 

おい、寝てる場合か!起きろっ!!!

オメエが寝たら、起きたかどうか見えねえしっ!

とにかくよ!

ここには水がねえわけよっ

だから水が!どこにあるかって聞いてるんじゃねえかっ!!!

 

『ご主人… たま…

終わり… の…  言葉… を…』

 

?!!

終わりの、言葉?!

 

 


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