(闇うさぎ)~第3章~第70話:クソォォオオオオオッ!!!!

短編つぶやき小説

(闇うさぎ)
~第3章~

70話:クソォォオオオオオッ!!!!

 


 

?!!!!

 

いぬの鳴き声に、

うさぎくんは嬉しそうに、相槌を打ちはじめた。

 

!!!!!

 

おめえら…

オレを差し置いて、何やってるのよ?!

 

!!!

 

そこ!!!

くっつきすぎだろ!離れなさいっ!!!

#シッシッシッ

 

オレはギターを、

うさぎくんといぬの間にねじりこんでやった。

#ふぅ

#これでよしっ

 

!! !! !!

 

??!

 

こんの…クソいぬ!!!!

 

オレのギターを

足で蹴り外しやがって!!!!!!

 

『ウォンウォン…』

『嬉しいなあ、キミの言葉が分かるなんて』

 

!!!!!

 

おめえら!

うるせえんだよっ!!!!

いつまで2匹で話してんのよ?!!!!

オレにも分かるように、話しをしやがれっっ!!!

 

オレだってなあっ

モルモットとだったら、話せるしっっ

 

まったく!!!

いぬ語なんて話せたって

たいした役にも立たねえしっ!!!

どうせいぬには!

ろくなやつがいねえだろ?!!

#ハハハッ

なあ~、うさぎくんっ!

話すならやっぱ、うさぎ語だよなぁぁ?!!

 

?!!

 

#返事がなかった

 

・・・。

 

 

!!

まあ…あれだな!

モルモット語は…

そのうち、役に立つかもしれねえし!!!

 

オレがじじいになる前にはっ

絶対!!!

絶対に、役に立つに決まってる!!!!!

 

#そうだろ

#うさぎくんっっ

 

 

・・・。

 

#また

#返事がなかった

 

おめえっ

いつまで耳ふさいでんのよ?!!

それじゃあ…

オレの言葉も聞こえねえじゃないか!!!!

 

 

・・・。

 

 

オレは、悲しくなってきた。

 

背中の傷が、

 

ズキズキと痛み出した…

 

 

オレだってなあ…

 

 

モルモット語を…

 

 

せっかく、話せるようになったのに…

 

 

オレの脳裏に、

もるちゃんの顔がチラついた。

 

 

両想いなわけないじゃない!!!

 

!!!!!

クソッ

 

めんどくさいのよ、あんた!』

 

!!!!!!!

クソックソッ

 

あんたが、全部いけないの!!』

 

!!!!!!!

クソォォオオオオオッ!!!!

 

 


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