(闇うさぎ)~第3章~第62話:ボクはこわくなった。

短編つぶやき小説

(闇うさぎ)
~第3章~

62話:ボクはこわくなった。


 

うぉりゃぁぁぁああああっ!!!!!

 

!!! !!!

オレはちゃんちゃんこの袖口に、両手を突き刺した。

 

#じじいは

#驚いたようにのけぞった

 

!!!!!

じじいっ

邪魔するなっ

オレは彼女と、話しがあるのだから!!!

 

オレが叫ぶと同時に…

体重が両腕に重くのしかかり

オレの背中に激痛がはしった。

 

#イデデデデデデデッ

 

『まったく!

おぬしは無茶ばかりしおって…しかたないのう』

 

じじいは、あきれた顔でオレを見つめ

オレの背中と腰を

両手でグッと支えてくれた。

 

『ちょっとだけじゃぞ!

わしにも体力の限界があるのじゃから』

 

じじいは叫んだ。

 

『バリアーじゃっ!!!!!』

 

#カンッ #カンッ   #カカンッ

 

もるちゃんは、オレのまわりで狂ったように暴れまくった。

 

#カンッ  #カカンッ   #カンッ

 

オレは大きな声で叫んだ…

 

もるちゃん!!!!!
#イテテッ

 

オレはもっと腹に力を入れた。

 

オレは、キミのことが好きです!!!!!

キミがまた、会いに来てくれて

オレ…すっげえ嬉しくて!!!

 

・・・。

もるちゃんの動きが、ピタリと止まった。

 

なのに、オレ達

せっかく両想いなのに…

なんでケンカばかりになっちまうのかな~?!!

桃をオレが食っちまったのは、悪かったけどさ

そんなに怒らなくても、良いじゃねえか!ハハハ

またオレがもるちゃんに、

いくらだって食わせてやれるし!

オレよぅ!

これから、修行に行ってくるんだわっ

今でも、じゅうぶんオレは強いが

もっともっと!すっげえ強い男うさぎになって!

もるちゃんにも、オレが桃を食べさせてやるぜっ!!!フフッ

でよ!オレがもるちゃんを、女の子にまた戻してやっから!

だから、待っててくれよなっっ

#カンッッ 

!!!!!!

つーか!もるちゃんも、一緒に来るか?!!

おうっ!そうだわ

オレと一緒に、修行についてきたらいいんだわ!!!

#カンッ #カンッッ 

もるちゃんが応援してくれたら

オレ…すっげえ頑張れそうっていうか…
はあ?!!!!!

あんた!ばっかじゃないの?!!

あたし、あんたのことなんて

なんとも思ってないしっ!

あんたとあたしが、

両想いなわけないじゃない!!!

だって、

あんたはうさぎでしょ!

 


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【補足説明】

ことばの描写でお伝えできているのか分からなかったので、

補足のイラスト、描きました~!

下手くそですが…(苦笑)

 

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