(うさぎ)
~第4章~
第9話:
ボクは、目を開けたくなくて
ぎゅっと、目をつぶり続けた。
・・・。
『いぬよ、おぬし大丈夫かの?
わしとしたことが、うっかりしとってのう!
つい食べてしまったのじゃ
!!
しかしながら、おぬしの力なら
これくらいこと、なんともなかろうぞ?
せっかく身につけたチカラを、
使わぬのは、もったいないじゃろう??
おぬしも修行にいくわけじゃし、
身につけたチカラをどんどん使って、磨いていかんとのう!
これからは、
おぬしの力を、お手並み拝見といこうかの
ふぉっふぉっふぉっ』
・・・。
??!
あれっ…
いぬくんの返事が聞こえないな…
ボクは、
いぬくんが心配になって
そおっと、薄目をあけた。
?!!
いぬくんは、カラダを丸めてたおれていた
???
あれっ…?
なんだろう??
いぬくんの右足にあてた両手が、赤く光っていた。
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