(うさぎ)
~第4章~
第4話:イヤな予感がしてきたォ…
ドッパァン ドッパァン
ドッパァン ドッパァン
『さすが…ばあさん
たくさん作ってあるのぅ!
?!!
これは、なると巻じゃのっ
これ、わし大好きじゃで!
食べても良いかの?!!』
?!!
『ウォッ…
おじいさん、食べるゥン?!!』
なると巻?!
なると巻ってどんな料理かなぁ?
ボク、作ったことないよ??
そうだ!!!
あとでおばあさんに作り方、教えてもらおうっと!
ボクがワクワクしていると、いぬくんが言った。
『うさぎク~ン
闇うさぎくんのところにィ、急いで行こォォオ!
ボクン、イヤな予感がしてきたォ…』
『夕飯に?!!
夕飯は、こっちでどうじゃ??
わし、
今、食べたいのぅ…』
!! !!
いぬくんはボクを、グイグイとひっぱった。
『!!!
あっ!あっ…!あ~!!!
まいったのっ
手とクチが、勝手にっ…』
!! !!
ガシュ~ンッ
ガシュ~ンッッ
その時…
聞きなれない音と共に、地面が激しく揺れだした。