(うさぎ)
~第4章~
第3話:これも夢か?!!
『ボクゥン、暗くても見えるォン!
闇うさぎク~ンはン、あそこにぶら下がってるォオ』
?!!
えっ、どこどこ??
『もうちょっとォン下のォォ… でっぱりのところにィ
!!!
闇うさぎクゥン!
ギターケースごとォン、はまっちゃってるゥンヨ!』
?!!
はまっちゃってる?
えっ、大丈夫??
『あれハァ 手伝ってあげないとォ…
きっと取れないウォン』
!!
それは大変だ!
どこどこ??
ボクも手伝うよ!!
!!
!!
ボクは、いぬくんにつかまって
そろりそろりと暗闇をすすんだ。
『無敵の男うさぎ…参上!!!!!』
?!!
その時…
向こうの方で、闇うさぎくんの声がした。
!!!
今の、闇うさぎくんの声だったよね?!!
『無敵の男うさぎ…参上!!!!!』
!!
やっぱり、闇うさぎくんの声だ!
ボクは大きな声で、闇うさぎくんに呼びかけた。
!!!!!
お~い!闇うさぎく~ん!
良かった、
ボク心配してたんだ!
キミ、目が覚めたんだねっ
いま、そっちに行くから待っててね
!! !!
見えないけれど、ボクは手を振った。
『ばあさんっ ばあさんっ…
わしじゃっ!』
ドッファッ ドッファッ
ドッファッ ドッファッ
あ…
そうだ!
そうなんだよ!闇うさぎくん!
ボク達、いまね!
おじいさんのカラダの中にいるんだ!!!
『いや~参ったのう
最近のわしってば…食欲旺盛でのう!
ばあさんの手料理が…すぐに、
食べたくなってしもうて フォッフォ』
ドッファッ ドッファッ
ドッファッ ドッファッ
!!
そうだ!
闇うさぎくん!
キミもお腹空いてない~?!!
!!!
ボクね、おじいさんと一緒に
桃パフェを作ったんだ
キミの分も残してあるんだよ!
『冷蔵庫に…フォッフォッフォ
何かあるかの??』
?!!!!
ああ!
でも、桃パフェはあっちの冷蔵庫か…
ボク、こっちに持ってくれば良かったんだ
そしたら、闇うさぎくんも食べられたのに…!!!
ごめんよ~!闇うさぎくんっ
こっちじゃ、食べられないけども
また帰ったら、食べられるからぁ~!
?!!
あれっ?
でも…腐ったりしないよね??
ドッファッ ドッファッ
ドッファッ ドッファッ