(うさぎ)
~第4章~
第2話:終わりの言葉。
『さっさと畑にいかんかい!
このぉ…サボりおってからに』
ボクはおじいさんの声で目が覚めた。
ドッファッ
ドッファッ
!!
そうだっ
ボク…
おじいさんの…
体の中にいたんだった
ドッファッ
ドッファッ
すぐそばで、いぬくんの声が聞こえた。
『うさぎク~ン!あたま、大丈夫ゥン?
心配してんだォオ…』
?!!
あたま?
頭をさわってみると、
!!!
びちょびちょに濡れていた。
キミ、舐めてくれてたの?!
ドッファッ
ドッファッ
ハァハァ
『さっき、キミのあたまにィィ…
闇うさぎくんのォン、ギターケースが当たっちゃってン…
!!
闇うさぎくんはァン
あっちにとんでっちゃったしィィ…』
ドッファッ
ドッファッ
?!!
えっ、闇うさぎくん?
どこどこ??
キミ、真っ暗なのに見えるの?!
『見えるォン ハァ…
闇うさぎくン…あそこにぶら下がってるゥンオ』