(うさぎ)~第3章~第79話:眠っておるだけじゃ。

短編つぶやき小説

(うさぎ)
~第3章~

第79話:眠っておるだけじゃ。


 

闇うさぎくんは、

崩れるように地面に倒れこんだ。

 

?!!

どうしたんだ?

闇うさぎくんが…大変だ!

 

 

#ぴょんこぴょんこ

 

ボクはあわてて、闇うさぎくんにかけ寄った。

 

!!!

 

『闇うさぎくん!大丈夫??』

 

 

フゥゥ…フゥゥ…フゥゥゥゥゥ…

 

おじいさんが

闇うさぎくんの顔に息を吹きかけていた。

 

 

闇うさぎくんは、ピクリとも動かなかった。

 

 

おじいさんが言った。

 

『眠っておるだけじゃ。

息もしっかりしておるし、まぶたも動いておる。

どうやら、夢を見ているようじゃの』

 

?!!!

えっ

眠ってるの?!

 

いぬくんもやってきて、

 

闇うさぎくんの顔をのぞきこんだ。

 

ヘッヘ ハッハ

『闇うさぎクーン…ゥゥゥ…大丈夫ゥン?』

 

 

!!

あのね、闇うさぎくんね!眠ってるんだって!

 

?!!

『ウォッ?眠ってるゥゥン??』

 

 

・・・。

 

 

みんなで、闇うさぎくんの寝顔を見つめた。

 

闇うさぎくんは

すこし、笑っているみたいだった。

 

 


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