(うさぎ)
~第3章~
第69話:うさぎくんは、かたくなだった。
闇うさぎくんは、
ボクの両手をつかんだ。
!!! !!!
あ…
っと思った時には、もう遅かった。
耳をふさいだボクの両手が、外されていた。
こわい こわいっ こわいっっ…
ボクは慌てて
闇うさぎくんの手を振り払い
急いでまた、両耳をふさいだ。
やめてよっ…!
闇うさぎくんは、おどろいた顔で言った。
『終わりの言葉を言ったんだから、もう大丈夫だろ?!
こわがってねえで、外してみろよ。
それじゃあ、確認もできねえだろ?!』
!!! !!!
闇うさぎくんは、また
ボクの両手をつかんだ。
!!!!!
いやだよっ
やめてって言ってるだろ!!
#グッ
#ググググ
!!
『おい、やめろォン!
嫌がってるだろゥオン!』
その時
急に、聞きなれない声がした。