(うさぎ)~第3章~第30 話:おぬしは、何を焦っておるのじゃ。

短編つぶやき小説

(うさぎ)
~第3章~

30:おぬしは、何を焦っておるのじゃ。


 

ボクが顔をあげると

おじいさんと闇うさぎくんが話し込んでいた。

 

??

あれっ?

何の話しをしてるんだ??

おじいさんの説明、まだ続いてたのか。

困ったな、

ボク、全然聞いてなかったよ…

 

#闇うさぎくん

#メモしてくれたかなあ

 

!!!

 

#あれっ

闇うさぎくんの手が、動いてないっ!

 

どうしよう、困ったぞ…

すごく難しそうな話しをしてるし…

 

ボクが、じっと見ていたら

おじいさんが手を振った。

 

『よし。

うさぎのやつ、元に戻ったようじゃな』

 

そう言うと、おじいさんは

闇うさぎくんに

メモを取ったノートを開かせた。

 

『うさぎよ。

おまえは、字は読めるかの?』

 

!!!

 

はい。

なんとなくだったら、わかります!

難しい字は、全然分からないけれど…

小さい時、

とうさんと、かあさんが、

ボクに、すこし教えてくれたから。

 

あ、あとっ!

自分の名前だったら、

ボク、書けるんですっ

小さい時、練習したから!!

 

!!!

 

ボクは、闇うさぎくんにペンを借りようとした…

 

!! !! !!

 

あれっ?

貸してもらえないっ??

 

#ガガーン

 


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