(うさぎ)~第3章~ 第18話:じじいのテレパシー。

短編つぶやき小説

(うさぎ)
~第3章~

第18話:じじいのテレパシー。


 

#えーと

桃には、チカラがあるんだって。

願い事を叶えてくれるんだって。

#えーとえーと

桃を食べると、

体が変えられるんだって。

#んー
#なんだったっけ

・・・。

ボクが言葉につまっていると、

おじいさんが笑った。

『なんじゃ、忘れたか?

では、

テレパシーで教えてやるじょ』

!!!

心の中に、

おじいさんの声が聞こえた。

口も動いてないのに…不思議だな。

どうなってるんだ??

そうだ!

おじいさんの

くちもとを見に行ってみよう!!

#ぴょんこ

ボクは、おじいさんの方に

行こうとしたが、

闇うさぎくんが

ボクの手を握って離さない。

#大丈夫だよ
#闇うさぎくん

#ボクちょっと
#見に行ってくるね

ボクは、闇うさぎくんに

そう言おうとした…

なのに

ボクの口からは、

違う言葉がとびだした。

#この桃は特別な桃でな
#不思議な能力を持っておる

 


闇うさぎとの会話≫            目次             うさぎ・次のお話しへ≫

タイトルとURLをコピーしました