(うさぎ)~第3章~ 第13話:じじいの息。

短編つぶやき小説

(うさぎ)
~第3章~

第13話:じじいの息。


 

『静かにしておるのじゃぞ』

#シュッ
#シュッ
#シュッ

瞬きを3つしている間に

ボクたちは、

闇うさぎくんといぬくんの

すぐ目の前まで来ていた。

ボクは、手を振った。

!!!

いぬくんが、驚いて立ち上がった。

闇うさぎくんは目をとじ

泣きながら歌ってる…

おじいさんはボクを

地面におろした。

!!!

おじいさんは、

いぬくんをすばやく抱きかかえ、

息を3回ふきかけた。

#ふぅふぅふぅ

そして、

転がった

かじりかけの桃の前に

いぬくんの顔を近づけ、

また息をふきかけた。

#ふぅふぅふぅ

おじいさんは

いぬくんをおろし、

今度は闇うさぎくんを抱き上げた。

#ふぅふぅふぅ

 


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