闇うさぎ・オレの夏休み!その後の回想シーン⑬

≪朝のあいさつ≫

(闇うさぎ)
3.3章 【仮題:時空の◯◯◯◯ ~うさぎたちの日記~(夏)】

闇うさぎ・オレの夏休み!
その後の回想シーン⑬


 

#シュタタタッ ~!~!~~!~~!!!~~~!~~~!~~~!!!!!

 

オレが朝早く、パンダの洞穴に跳びこむと

洞穴には誰もいなかった。

 

・・・。

 

#シーン

 

!!!!!

 

まったく、あいつはなにやってんるんだ!

 

せっかくオレが、来てやったのによっ

 

#イライラ

 

オレは1匹、

パンダの洞穴でパンダを待った。

 

 

パンダ、早くこねえかな…

 

夏祭り、一緒に行けねえかな…

 

一緒に行けなかったら、オレ…また一匹か…

 

まあよっ

別にオレ!寂しくなんてねーしっ

一匹でも、オレ

どうってことねえからよっ!

 

#ハハハッ

 

いつものことだろ?!

そ~ら、ほれ!もとどおり!

今までだって、オレ

ずっとそうだったじゃねえかっ

 

一匹なら一匹で、

オレ、すげえ気楽だし!!!

 

#ギュゥッ

 

オレは胸が痛くなって、

腹とみずおちに力をいれた。

 

まあよっ

夏祭りがダメだとしても

 

あいつはあいつの、

きっと都合があるわけで!

 

それに、

オレが一匹でいたって

オレの価値が変わる訳じゃねえだろ?!!

 

オレ!

全然、悲しくなんてねえしっ

 

#ギュゥッ

 

胸が、刺されるように痛かった。

 

だから、

オレはもっと

腹とみずおちに力をいれた。

 

誰かにしがみつくなんてよ!

 

そんなの、こっちから願いさげだ!

 

絶対に、願いさげだっつーのっ!!!!!

 

オレは、もっともっと

腹とみずおちに力をいれた。

 

・・・。

 

その時、

こころの中にメロディーが流れてきた。

 

さよなら バイバイ バイバイバイ…

さよなら バイバイ バイバイバイ…

さよなら バイバイ バイバイバイ…

 

またこの歌か、なんで流れてきやがる…

 

この歌、なんの歌だ??

 

・・・。

 

オレは思い出せなかった。

 

でも、自分のなかで

分かっていることがあった。

 

これを歌うと、安心するんだ…

オレは、

絶対に…安心するんだっつーの!

 

#これがオレの

#子守歌なんだから

 

さよなら バイバイ バイバイバイ…

さよなら バイバイ バイバイバイ…

さよなら バイバイ バイバイバイ…

 

#安心するんだから

 

さよなら バイバイ バイバイバイ…

さよなら バイバイ バイバイバイ…

バイバイ バイバイ バイバイバイ…

 

 

オレはいつの間にか、夢をみていた。

 

オレが小さい時のオレに

大きな声で

子守唄を歌ってやっていた。

 

さよなら バイバイ バイバイバイ…

さよなら バイバイ バイバイバイ…

さよなら バイバイ バイバイバイ…

 

#大丈夫だ

#これでよく

#眠れるからな

 


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