(闇うさぎ)
第3.3章 【仮題:時空の◯◯◯◯ ~うさぎたちの日記~(夏)】
闇うさぎ・オレの夏休み!
その後の回想シーン⑩
『やっぱ、おめえはすげえなっ!!』
『おめえがやったことは、
なんにも無駄なんかじゃねえわ!!』
パンダに褒められた
その日の夜、
オレは余韻にひたっていた…
オレの腹筋トランプが、
まさかパンダに
あんなにウケるとは…!!
オレはパンダの泣き笑う顔を思い出し、
幸せな気持ちになった。
やっぱり、
パンダに見せて良かったぜ…
#あいつ
#すげえ良い奴だな
!!!!!!
その時、家の電話が鳴った。
はい!もしもし
?!!
よお!うさぎくん!
どした、どした??
うさぎくんは、興奮した口調で言った。
『ボクね、夏祭りに行ってみたくって!
そしたらね、コアラが
お店のみんなで行こうって言ってるんだ!!
屋台や、花火もあるんだって。
すごい、楽しそうだよね~!
コアラも、
キミにすごく会いたがっててね!
闇うさぎくん元気にしてるかなあって!!
ねえ!
キミも、一緒に行こうよっ!!!』
#ふむっ
#夏祭り
楽しそうじゃねえか…
ところで、
ビーバーは来ねえのか??
『たぶん、来ると思うけどさ…
でも、夜だし!
暗くてきっと見えないよ!!』
・・・。
オレは、想像してゾッとした…
ビーバーにバレないように
コソコソ隠れながら
店のみんなに着いていく自分の姿に…
!!!!!!!
オレは電話を、叩き切ってやった。