金色の石拾い、ボクの夏休みの思い出④

短編つぶやき小説

(うさぎ)
第3.3章 

金色の石拾い、ボクの夏休みの思い出④


 

足元を見ると…

ゴロゴロと金色の石が落ちていた。

 

!!!!!!!!

 

大亀様…

こ、これは?!!

ボクは、とてもビックリした。

 

大亀様が、口から金色の石を産み出した?!

 

!!!!!

なんて…

なんて、すごい神様なんだ…!!!

 

ボクは感心して、金色の石を手にとった。

 

!!

金色の石は、ベタベタしていた。

 

!!!

大亀様っ!

ボク、ちょっと

そこで洗ってきますね!!!

大亀様の…

大事な金色の石だものっ

キレイにしておかなきゃっ

 

!! !! !! !!

 

ボクは金色の石を拾い上げ、

両手に包みこんで、水の中に入れた。

そして、そおっと

肉球どうしをこすり合わせた。

#じゃぶじゃぶ
#キュッキュッ

キレイにな〜れっ

キレイにな〜れっ

 

!!

#あっ

 

金色の石が1個、水の中に落ちていった…

 

!!!!!

#しまった

#急いで拾わなくっちゃっ

 

これかな?!

ボクは水の中を、じっと見つめた。

 

?!!

#あれっ

#違うかっ

こっちだったかな??

 

#あれれれっ

こっちにも…

こっちにもある??!

 

水の中には、

キラキラしたものが、いっぱい落ちていた。

 

ボク…こんなにいっぱい落としたっけ??

 

!! !! !!

ボクはいくつか拾ってみた。

 

!!!

やっぱり…金色の石だ!

 

!!!!!!!

 

大変だ!

大亀様が産んだ金色の石が、

こんなにたくさん…こぼれてる!!!

 

!!!!!!!

#大亀様に

#急いで知らせなくっちゃっ

 

#ピョンコピョンコ

 

大亀様っ〜!!

大亀様っっ〜!!!

大変です、大亀様〜!!!!

 

!!!

 

あれっ…いない?!

岩の上にいたはずの大亀様が、いなくなっていた。

 


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