(うさぎ)
第3.3章 【仮題:時空の◯◯◯◯ ~うさぎたちの日記~(夏)】
うさぎ・ボクの夏休み!
その後の回想シーン⑲
こんにちは~!
うさぎのつぶやきで~す
マスターに、お蕎麦持ってきました~!!!
!!! !!! !!!
マスターはすぐに出てきた。
『うさぽん!
良いとこにきたゲロゲ』
マスターはボクの手をひっぱった。
『お腹が減って…チカラが入らないゲロ』
!!!
マスターは、握りしめたトランプをボクに見せた。
『練習の前に、食べたいグァ』
!!
マスターはボクに、トランプを押しつけた。
えっ…お腹がすいてるの?
!!
だったら、急いで料理してあげなきゃ!
すぐに食べられるものが良いよね?!
えーと…何にしよう??
・・・。
お蕎麦ならあるけど…
マスターの分、足りるかな?
マスター
ボク、数えられないから
お蕎麦が何本あるか
一緒に数えてもらってもいいですか?
このお蕎麦、
ボク、コアラにもあげる約束してて
あと、闇うさぎくんも来ているみたいだから
あげたいと思ってて
!!!
『ギターも来てるゲロ?!』
マスターの顔がパッと輝いた。
お蕎麦の袋を広げると、
マスターは、ピョンコピョンコと
袋の中をのぞきこみ
お蕎麦をじっとみつめた。
そして、うなずいた。
『足りるゲロゲ』
!!
マスターは両手を高くあげて、
指を広げた。
!! !! !! !! !!
『ゲロゲロゲ!』
マスターは両手を
いつまでも
パーグーし続けた。