(うさぎ)
第3.3章 【仮題:時空の◯◯◯◯ ~うさぎたちの日記~(夏)】
うさぎ・ボクの夏休み!
その後の回想シーン⑫
ボクはコアラに電話してみることにした。
#トゥルルルルッ
#トゥルルルルッ
『はい、もしもし』
!!!
コアラの声がした。
もしもし、コアラ?!
ボク、うさぎのつぶやきです。
!!
『うさぎくん!
どうだった?電話は通じたの?』
コアラの返事が聞こえた。
!!!!
良かった!電話が切れてないっ
ボクは受話器を持ち直した。
コアラ!大変なんだ!
闇うさぎくんの電話が壊れちゃったみたいで、
すぐに電話が切れちゃうんだ。
『そうなの?おかしいわね?
わたしの方は、さっきパンダと話せたの。
パンダはね、
夜はあまり、出歩けないんですって。
でも、うさぎくんのためなら
色々、協力したいからって
家族にも聞いてみてくれるって言ってたわ』
!!
ボクは嬉しくなった。
!!!
パンダも来れるといいね!
コアラは続けて言った。
『闇うさぎくん、おかしいわね。
電話って、そんなに急に壊れたりするかしら?
だってうさぎくん
今日は闇うさぎくんのお家に、何回も電話したんでしょう?
その時は大丈夫だったの?』
!!
うん、さっきまでは大丈夫だったんだ。
闇うさぎくんのお母さんとも話せたし、
闇うさぎくんとだって、最初は話せてたんだ。
なのに、急に電話が切れちゃって
それから何度かけても、電話が通じないんだ。
『だったら、やっぱりおかしいわ。
ねえ、うさぎくん
闇うさぎくんの電話番号って、
8383ー☆☆☆☆で良いのよね?
わたしも、今から電話してみるわ。
女の子から誘った方が、
闇うさぎくんには、良いかもしれないもの。
うさぎくん、ちょっと待っててくれる。
またあとで電話するわね』
#カチャッ
#ツー
#ツー
#ツー