(闇うさぎ)
第3.3章 【仮題:時空の◯◯◯◯ ~うさぎたちの日記~(夏)】
《闇うさぎ・朝のあいさつ》6月4日
おす! 元気か!
#重要な会議中だ
#集中しろ
オレの忠告も聞かず、
パンダは
また口をひらいた。
『おめえは、心配じゃねえのか?
だって、うさぽん…見ただろ?!!
昨日は、穴ん中まで落ちてきて…
オレ達いなけりゃ、怪我してたぜ?!!
今日だって、
店中
ぐるぐる ぐるぐる
歩きまわって…
いったい、
なん時間、続けてんだ??
もう、夕方だぜっ?!
とにかく!!
すげえ元気ねぇし、
あきらかに様子がおかしい…
#あいつ
#どうしたんだ
そういやあ
この前、
おめえら
ここでなんか話してただろ…?!
おめえ…まさか
うさぽんに
何かしたんじゃねえだろうな!!』
だからオレは、
パンダに教えてやったんだ。
オレ達の戦場に
うさぎくんが、
遊びに来たがっていることを。
#だって
#これは命がけの
#任務なのだから
パンダは、聞いた。
『命がけとは、大げさだな。
なんで、来たがってる?』
!!!!!
オレは
友達思いの、男うさぎ!!!
親友の片思いの話しなぞ、
勝手にぺらぺら
しゃべったりしないのだ!!!
・・・。
オレは、
口を一文字にむすんだ。