（闇うさぎ）
第3.3章 【仮題：時空の◯◯◯◯ ～うさぎたちの日記～(夏）】
《闇うさぎ・朝のあいさつ》6月16日
おす！ 元気か！
あんなに怒らなくても
良いじゃねえか…
だって
うさぎくん
すげえ早く来るんだもん…
せっかく昨日
新しい穴掘ったのに…
パンダと
二手に分かれる計画だったのに…
穴での待機、
間に合わんくて…
オレ
昨日は
ずっと待ってたんだぜ…
#オレは穴で1匹
#静かに泣いた
！！！
その時、
パンダが穴にとびこんできた。
！！！！
#ゴチン
#ゴチンッ
あいつは、
オレのあたまに
グーパンチと頭突きをくらわした。
そして、
おどけた顔で言ったんだ。
『うさぽん、
元気になって良かったじゃねえか！！
なっ、マネージャー！！』
！！！
・・・。
そうだった。
オレは、マネージャー…
うさぎくんを守るために
オレは、
ここにいる…
なのに、いつも
オレは
足をひっぱってばかりだな…
オレは、
涙がとまらなかった。
！！
！！
！！
パンダが
オレのあたまに
チョップを送り続けた。
！！
！！
！！
うるせえな、パンダ
！！
！！
！！
元気…
出せってか？
！！
！！
！！
そうさなあ…
オレは
天使なんだ…
！！
！！
！！
天使が
泣いてちゃ…
おかしいわな
！！
！！
！！
#イテッ
パンダ…
！！
！！
！！
おめえ、良い奴だな…
！！
！！
！！
#イテーな
#マジで
！！
！！
！！
#わかった
#わかった
！！
！！
！！
#そうさ
#オレは天使
！！
！！
！！
・・・。
！！
！！
！！
天使をっ…
なめんじゃねーよっ！！！
！！！！！！！！
#チーン
#ぶぶぶーーーっ
オレは、
パンダの腹毛で
鼻をかんだ。
