(闇うさぎ)
第2.2章 時空のゆがみ ~うさぎたちの日記(春)~
《闇うさぎ・朝のあいさつ》3月18日
おす! 元気か!
パンダの野郎…
オレの余興をバカにした上に、
うさぎくんと2匹っきりで
温泉に行くとは…
不届きせんばん!
いったい、どういうつもりだ!!
あいつ…
うさぎくんの
マネージャーである
オレの立場を
分かっていないようだな…!!!
#オレは
#パンダに詰めよった
パンダは言った。
『マネージャーって、なんだ??』
!!
#フゥ
#これだから
#素人は困る
オレは説明してやった。
マネージャーってのは
つまり、
料理人である
うさぎくんのサポート…
困った時にいつもそばで
そいつを助けてやる…
そんなありがたい、
天使みてえな存在よ!!!
#ブブブッ
パンダが吹き出した。
『おめえが、
うさぽんのマネージャー?!』
#おう
#そうよ
パンダが言った。
『おめえはホントに…
うさぽんが大好きなんだな。
分かった、分かった!!
おめえは、うさぽんを
いつだって助けてやりたい。
プロのマネージャーの名にかけて!!
そう言うことだろ??
だったらよ、
おめえにしかできねえことがある。
うさぽんを今度、
おめえから温泉に誘ってやれ。
一緒に入ろうって、な!
あいつも、おめえが大好きだ。
誘われたら、すげえ喜ぶぜ!!』
!!
はっ??
オレが誘う?!
オレ、
長風呂は苦手だから…
#パンダは笑って
#背中を押した