(うさぎ)
第3.3章 【仮題:時空の◯◯◯◯ ~うさぎたちの日記~(夏)】
《うさぎ・朝のあいさつ》8月25日
おはよう。
千切りキャベツを刻みながら、
ボクは思い出していた…
『やっぱり…
あれは、夢だったのかなぁ?
ボク
とにかくビックリちゃって、
大慌てで戻ってきちゃったんだけども…
マスター、
今日もボクに、何も言わなかったなぁ…』
・・・。
うーん
すごい、気になる…
どうしよう…
#あ~っ
あの時ボクが、
ちゃんとマスターと
話していれば良かったんだ…
・・・。
『うさぎくん、どうしたの?
また、ボーッとしちゃって。
大丈夫??』
!!!
あっ
コアラ!
大丈夫、大丈夫!
全然、問題ないよ…!!
『うさぎくん?!
きっと、
大丈夫じゃないでしょ?
だって、おかしいもの。
さっきからずっと
まな板をたたいてるわよ??』
コアラが、
ボクの、まな板を指さした。
!!!!!!
えっ…?!!
!!!
あれっ?
キャベツ、切ってたはずなのに
キャベツがないな…
どこ行った??
#キョロキョロ
『うさぎくん?
キャベツなら、
さっきからずっと
お口に入れて食べてたわよ。
お腹が空いたのかな〜って
思ってたけど…』
!! !! !!
コアラが、
ボクの口のまわりのキャベツを
取って見せてくれた。
!!!!!!!
#あれっ
ぇぇぇえええっ
ボク、食べてたのっ??
『うさぎくん、
きっと、話しがあるわよね。
早いところ、話しちゃった方が良いわ。
だって、
わたし、聞きたいもの』
!!!!!!
#えっ
#どうしようっ
#どうしようっ
・・・。
ボクは迷った末、
ボクの見た夢を、コアラに話した。
『マスターが??
闇うさぎくんの、洞穴で?!!
なにそれ!
すっごく、面白いじゃない!!
だったら、
ランチの後にでも
こっそり見に行きましょうよ!
一緒に行って、確認してみれば良いわ』
#コアラの目が
#キラキラ輝いていた
!!!!!!!
#えっ
#えっ
そうだな…
・・・。
うん、そうしよう!
そういえばボク、
写真のこと
まだ闇うさぎくんに
謝れてなかったんだった!
闇うさぎくんに会えたら、
ちゃんと、謝ってこようっと!!
ボク達は、
洗い物を終えた後
こっそり、闇うさぎくんの洞穴をのぞきにいった。