《うさぎ・朝のあいさつ 》7月5日

≪朝のあいさつ≫

(うさぎ)
第3.3章 【仮題:時空の◯◯◯◯ ~うさぎたちの日記~(夏)】

《うさぎ・朝のあいさつ》7月5日


 

おはよう。

あの日、

ビーバーはあわてて言った。

『誤解しないで欲しいんすけど

マスターとは、ボク、友達っすよ!

当たり前じゃ、ないっすか!!』

!!!

マスターとは友達で、

闇うさぎくんとは友達じゃない??

なんでだよ?!!

じゃあ、ボクは??

『うさぽんは、友達っす。

料理作ってくれるんで!』

『じゃあ、オレは?』

パンダが聞いた。

ビーバーは、

キョロッとパンダを見ると

首をかしげた。

『うーん…

どっちでもいいっす。

友達になりたいなら、

別に、なってもいいっすよ』

!!!

どっちでもいい…??

じゃあ、今いないけど

コアラは??

『コアラは、友達っすよ!

だって、可愛いじゃないっすか!!』

 

ゴリラは?

『ゴリラは、友達っす!

だって、頭も良いし

頼りになるじゃないっすか!!』

 

さるは?

『さる??

・・・。

会話が成り立たないつーのは

もう、友達以前の問題っすよね?!』

!!!!

 

ボクは、考えていた。

一緒にいるからって

友達じゃあ、ないのか??

ボク、

ずっと一匹暮らしだったから

みんなと一緒にいられて

嬉しかったんだ。

 

友達って…なんだろう…

 


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