(うさぎ)
第3.3章 【仮題:時空の◯◯◯◯ ~うさぎたちの日記~(夏)】
《うさぎ・朝のあいさつ》6月4日
おはよう。
!!
!!
!!
気がつくと、
ボクは強力粉を
こぶしで叩いていた…
?!!
あれっ…
ボク…何してたんだっけ?
い、いま何時??
!!!
時計は、
12時を過ぎていた。
!!!
まずいよ…
ランチの準備が、おわってない!!
ランチ、何にしよう…
考えながら
とび散った強力粉を
濡れぶきんで拭いていると、
キッチンに
コアラがはいってきた。
!!!
コアラ!
ごめん、ランチがまだなんだ!!
どうしよう…急がないと!
あっ!!
冷蔵庫に、昨日のお漬物が!!
まぜご飯でも良い??
#たくわん
#きざもうか
あれっ…ないな…
おかしいぞ…
!!
あっ!
食べちゃったのか!!
その時、
コアラが
ボクの肩に手を置いた。
『うさぎくん!
大丈夫よ、安心して。
ランチは
もう並べ終わって、
みんなで
先に食べはじめてるわ』
!!!
#えっ
#いつのまに~
それからコアラは、
ボクの目を見て
やさしい声で言った。
『うさぎくん、
なにかあったわよね?
話し、聞きたいわ』
!!!
(えっ?)
(ないよ…!)
(なに一つ、ない!!)
(だって…)
(ボクには)
(マスターみたいに)
(会える予定が)
(なんにもないんだから!!!!)