(うさぎ)
第2.2章 時空のゆがみ ~うさぎたちの日記(春)~
《うさぎ・朝のあいさつ》5月13日
おはよう。
昨日は夜、
闇うさぎくんから電話があった。
『一匹暮らしの長い
うさぎくんに、
ぜひ聞いてみたいのだが…
一匹暮ししてると、
欲しくなる能力はなんだ?
①料理上手
②片付け上手
③裁縫上手
④話し上手
⑤ほほえみ上手
5択で、1つだけ選んでくれ!!』
??
#えっ
#なぞなぞかい
ボクは、
料理と片付けと、裁縫はできるけども
口下手だから…
やっぱり、話し上手かな!!
!!!
でもでも…!
一匹暮しには
無性に笑いが必要な時もあるんだ!!!
もうさ、
一匹じゃあ、
どうにもこうにも
しようがない時があって…
テレビとお話しちゃってる時や
お笑い番組を録画しまくって、
笑えるまで
見あさる時だってあるだろ??
だから、ほほえみ上手も
気になるなあ…
??
あれ…?
ほほえみ上手って、なんだっけ??
ボクが、
一匹でいるのに…
ほほえみが、湧いちゃうぅぅ?!!
#それも
#いいなあ
!!!
えっ??
分かった?
もういいの??
ボク、
よく分からなかったんだけど…
なぞなぞ…??
答えは、何だい???
!!
#あれっ
#切れちゃったな
一匹暮らししてると
欲しくなる能力なんて…
みんなそれぞれ、
違うんじゃないのかな??
今日はお店で
みんなにも聞いてみた。
マスターは言った。
『絶対に…料理上手ゲロ!
片付けなんかしなくても、死なないグァ
うさぽんがいない生活には…
死んでも、
戻りたくないゲロゲ!!!』
ゴリラは言った。
『わたしは
一匹暮らしはしたことがないのだが、
嫁が料理と片付けが上手なんだ。
やっぱり、
家は生活の要だから
居心地が良いと元気がでるねえ』
くるくる棒を指回ししながら
ビーバーが言った。
『うさぽん。
それ、
なぞなぞじゃあ…ないっすね』
#なにか裏が
#ありそうっす