《うさぎ・朝のあいさつ 》3月3日

(うさぎ)
第2.2章 時空のゆがみ ~うさぎたちの日記(春)~

《うさぎ・朝のあいさつ》3月3日


 

おはよう。

今日は良い天気で、

山は、

気持ちが良さそうだな。

窓の外をのぞいていると、

コアラがやってきた。

『うさぎくん、

ちょっと来てくれる』

??

コアラは、

ボクをテラスに連れていくと

テーブルの上に置いてある

ビニール袋を指差した。

『これ、

「うさぎくんへ」

って書いてあるわ』

ビニール袋には、

黒い太マジックで

『うさぎくんへ』

と書いてあった。

この字は、

闇うさぎくんだ…!

袋の中には、手紙と

竹の子がいっぱい入っていた。

〜〜〜〜〜

うさぎくんへ

山で竹の子がとれたので、

みんなで食べてくれ。

山はすっかり春だぜ。

今度、ビデオ見せてやる!!

〜〜〜〜〜

コアラが言った。

『私もお料理、一緒に手伝うわ』

みんなのトランプを断って、

コアラと2匹で

キッチンにたった。

料理中、

コアラがつぶやいた。

『闇うさぎくんって

一生懸命なのに不器用よね。

せっかく持ってきてくれたんだから、

闇うさぎくんも

一緒に食べられたら

楽しいじゃない…』

 


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