(うさぎ)
第2.2章 時空のゆがみ ~うさぎたちの日記(春)~
《うさぎ・朝のあいさつ》3月15日
おはよう。
朝から、さるが
何度もマスターに話しかけるが、
マスターはわからず、困っていた。
『うさぽん。
ゴリラは、どこゲロゲ??』
今日はゴリラは休みかなあ…
マスターに呼ばれ、
みんなでテーブルを囲んだ。
#コキュコキュッ
さるは、紙に絵を書いた。
#キィィ
#キィキィィ
さるの絵を見て、コアラが言った。
『これは、桜の木よね??
で、木に登ってるのは…あなた??
で…木の下にいるのはカエル…
マスターよね??
で、この口からビヨーンと出てるのは…
マスターの舌??』
#さるが手をたたいた
それから、
さるはテラスへとびだし
桜の木の上に登った。
さるは桜の枝を手でつかみ、
ゆさゆさと揺らした。
それから、さるは
テラスの桜の木に
次々飛びうつり、
また枝を揺らした。
!!!
『わかった…ゲロゲ!!!』
マスターは、走った。
#ぴょんこぴょんこ
#シュパッ
マスターは落ちてきた葉っぱを舌で、
ジャンピングキャッチした。