(うさぎ)
第2.2章 時空のゆがみ ~うさぎたちの日記(冬)~
《うさぎ・朝のあいさつ》1月15日
おはよう。
朝早くから、闇うさぎくんが
お店のカウンターに座っていた。
『マスター!
わりぃが、あっちで眠ってくれ。
電話もオレが出といてやるから!!』
筆ペンを握りしめ
何やら真剣な顔で考えている…
!!
そして一気に紙に書きだした。
・・・。
『うさぎくん!!』
#ビクッ
闇うさぎくんは、書いた紙を指さした。
『メニュー表を作ってやるから
うさぎくんは、いますぐメニューを考えろ!!』
~紙~
『カラオケ担当:オレ』
『マスター担当:カエル』
『料理担当:うさぎくん』
『床そうじ担当:パンダ』
『メニュー表が絶対必要!!』
『他のやつらの担当は?』
闇うさぎくんはその後、
マスターを呼んだ。
『うさぎくんが
今、メニューを決めている。
決まったらすぐに
マスターは、値段を決めてくれ。
あと…
他のやつらの担当はどうするつもりだ?!』
#マスターは
#ぽか~んとしていた
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~回想シーン~
お店が大騒ぎになった後
ボクは急いで闇うさぎくんを追いかけた。
『待ってよ!!』
#ぴょんこぴょんこ
『ボク、見たんだ!!
木に貼ってあった、張り紙を…』
『はぁぁ?!』
『やっぱり…キミが天使なんだろ?!』
#闇うさぎくんは手をふり
#何も言わずに帰っていった