うさぎ・ボクの夏休み!その後の回想シーン②

≪朝のあいさつ≫

(うさぎ)
第3.3章 【仮題:時空の◯◯◯◯ ~うさぎたちの日記~(夏)】

うさぎ・ボクの夏休み!
その後の回想シーン②


 

お布団に寝転んでいたら、

いつの間にか汗だくになっていた。

 

!!!

そうだっ

天気が良いから、お布団を干さなきゃっ

 

#ピョンコピョンコ

 

ボクはベランダに出て、お布団を干した。

 

!!!

 

今日は、空がキレイだな…

 

ボクはベランダに敷物を広げ、ゴロリと横になった。

 

そして、空をながめた。

 

 

『みんなはいつでも、

お空の上から見守っていてくれてるわ』

 

うさぎおばさんの言葉は、ボクの宝物だった。

 

ボクは空を見てると、落ち着いた。

 

かあさん達は

どの雲に乗っているんだろう…

 

高くて、よく見えないけれど

みんながお空の上から、

ボクをきっと見てくれてるんだ。

 

ボクはじっと、空を眺めた。

 

もしかして、かあさんが

雲の上からボクに手を振ってくれてるかもしれない…

 

ボクは目を凝らした。

 

とうさん!かあさん!

今日もお空がキレイだよっ

かあさんのところからは、

もっともっと、空がキレイに見えますか?

 

いくつも雲がゆっくりと、ボクを通りすぎていった。

 

ーーーーーーーーー

~ボクの夏休みの思い出②~

 

お魚と、お話し出来たら良いのになあ〜

ボクはそう思って、

金色の石拾いに行く時は、

手作りパンを少しちぎって、持って行くことにしたんだ。

 

パンを持っているだけなのに、ボクの心はワクワクした。

 

早起きして、

せっかく美味しく焼けたんだもの!

 

ボクだけで食べるんじゃあ、もったいないよっ

喜んでもらえると良いなあ〜!

 

金色の石を探しながら、

ボクはパンをちぎって、魚にあげた。

 

でも、パンは

川の流れに乗って、

あっという間に流れていってしまった。

 

!! !!

 

魚はボクの足元を、クルクル回り続けた。

 

#ごめんよっ

#ちょっと待っててね

 

ボクはまた、

パンをちぎって足元に撒いた。

 

!!!

パンはあっという間に、流れにのって消えていった。

 

#うーん

 

パンをあげたいんだけど、

どうやったらキミにあげられるんだろう…

 

!!

ボクはちぎったパンを肉球にはさみ、

お水の中に手をつっこんだ。

 

!!

お魚さん!

ほらっ!パンだよ!

美味しいから、食べてみてっ

 

ボクは水の中で、そうっと肉球を開いた。

 

!!

 

#あっ

 

パンはあっという間に、水の中で消えてなくなった。

 

うーん…

 

どうやったら、

お魚さんに食べてもらえるのかなあ…

 

!!

!!

!!

何度も試してみたけど、ダメだった…

 

#うーん

#困ったぞ

 

これで最後か…

 

ボクは、最後に残ったパンのかたまりを

両手の肉球でつつみこみ、

水の中にそうっと入れた。

 

お魚さん!

パン、ここにあるよ!

ボクが押さえているから

流されないうちに食べてね!!

 

水に流されないように気をつけながら、

ボクは、お魚さんが食べやすいように

肉球の間に

そーっと隙間をあけた。

 

!! !! !!

 

お魚さんが近寄って、

ボクのパンをつついてくれた。

 

!!

どう?!

美味しいっ??!

 

お魚さんは、ボクの足もとをクルクルまわって

どこかに泳いで行ってしまった。

 

お魚さん!

また今度も、持ってくるからね!

楽しみにしていてね!!!

 

 

お魚さんがボクの手をつつく感覚が、

ボクはとても嬉しかった。

 

まるでボクに、

「美味しいよ!」って

言ってくれてるみたいだった。

 


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