《うさぎ・朝のあいさつ 》9月1日

≪朝のあいさつ≫

(うさぎ)
3.3章 【仮題:時空の◯◯◯◯ ~うさぎたちの日記~(秋)】

《うさぎ・朝のあいさつ》91


 

おはよう。

昨日、ボクは

外で呆然と立ちつくした。

 

どうして、ないんだ?!

ここに、確かに

闇うさぎくんの洞穴があったはずのに…

 

#ゴシゴシ

#ゴシゴシ

 

ボクは何度も目をこすった。

 

最近ボク、

不思議なことが多いな…

 

マスターが、

トランプに乗って飛んでいるように見えたり、

闇うさぎくんの洞穴が突然、見えなくなったり…

 

それに…

そうだっ!

 

コアラの顔まで、ずっと怒って見えたんだ!

あれも…もしかして、夢だった?!!

 

???

 

それとも、

ボクの目がおかしいのか??

 

?!!

 

いやっ

 

#ボク

#疲れているのな

 

#ゴシゴシ

#ゴシゴシ

・・・。

 

跡形もなく消え去った洞穴…

積み重ねられた黒い土…

 

土をじっと見ていたら

ボクは、急に怖くなった。

 

 

全部、全部…

いままでの全部が…

ボクの夢だったらどうしよう。

 

闇うさぎくん、コアラ、マスター、パンダ、

お店のみんな…

 

友達も、

大好きな料理ができるこの仕事も

 

全部が…

 

ボクの夢見た願望で

 

本当は、ただの夢だったらどうしよう…

 

また、急にボクの目の前から

 

全部無くなっちゃったら、どうしよう…

 

#夢から

#目が覚めるみたいに

 

!!!!!!

 

#そんなの

#絶対にイヤだよ

 

#ぽろり

#ぽろり

 

ボクが立ちすくんで泣いていると

うしろから、肩をたたかれた。

 

『うさぽん? どうした?

おめえ…

こんなとこで、なに泣いてんだ??』

 

パンダだった。

 


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